カテゴリ : ビジネス・実用 ジャンル : 学術・語学 / 哲学・宗教・心理 出版社 : 筑摩書房 掲載誌・レーベル : ちくま学芸文庫 電子版発売日 : 2014年01月24日 コンテンツ形式 : EPUB サイズ(目安) : 1MB フロイトはその最晩年、自身の民族文化の淵源たるユダヤ教に感じてきた居心地の悪さに対峙する。それは、〈エス論者〉として自らが構築してきた精神分析理論を揺るがしかねない試みであり、「生命と歴史」という巨大な謎と正面から格闘することでもあった。「もはや失うものがない者に固有の大胆さでもって、……これまで差し控えておいた結末部を付け加えることにする」――ファシズムの嵐が吹き荒れる第二次世界大戦直前のヨーロッパで、万感の思いを込めて書き上げられた、巨人の恐るべき遺書。
エス論ゴリ押しのフロイト大先生によるモーセとユダヤ教の大胆な読み解き。 この本の問題点を訳者の方が最後に指摘しているがとても面白かった。 掘り上げた宝物が意外と重くて開けるのが複雑だった、みたいな感じ。
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