四人の少女が女主人をつとめる古城ホテル『マルグリット』に、お客さまが訪れた。ひとり旅だという客の名前はランゼリカ。目もくらむほどの美少女だけど、なんだか妖しい雰囲気で……? さらに、女主人のひとり、ジゼットの祖国からも髭ヅラの軍人たちがやって来て、ホテルで秘密の会談を行うことに。そのうえ『戦争』だなんて怖い言葉も飛び出して、またまた古城ホテルは不穏な空気で包まれる……!?
三巻目は、男装の麗人ジゼットが主人公。 一度は捨てたつもりの祖国から不穏なお客がやって来る。 これ本当に子供向け?と思うくらい読みごたえのある話だった。 ジゼットは男にも女にも惚れられるというのが納得の三巻だ。
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