カテゴリ : ライトノベル ジャンル : 女性向けライトノベル 出版社 : 小学館 掲載誌・レーベル : ルルル文庫 シリーズ : 暴君との素敵な結婚生活シリーズ ページ数 : 256ページ 電子版発売日 : 2015年05月15日 コンテンツ形式 : EPUB サイズ(目安) : 12MB 冷酷な旦那様の心を溶かすのは花嫁の笑顔! 父親の命令でルナリアが嫁ぐことになった相手は、冷酷な暴君とよばれる青年伯爵ヴォイド。天文学の研究に打ち込んでいたルナリアは、結婚したら天文学のことは忘れなさいと父親に言われ失意の底に沈むが、初めて顔を合わせたヴォイドは、意外にも、ルナリアの研究を許すと告げてきた。 伯爵家の使用人たちは何よりもヴォイドの機嫌を損ねることを恐れいつも怯えていたが、自分の夢をヴォイドが応援してくれていると考えたルナリアは、ヴォイドを「優しい旦那様」と呼び、使用人たちをびっくりさせる。 一方、独裁者と呼ばれた先代伯爵の影響で、人を愛することも愛されることも知らずに生きてきたヴォイドは、自分をちっとも怖がらずに屈託なく笑顔を向けてくるルナリアに困惑するが、やがて互いの間の距離を少しずつ縮めていくように。 ところが、ルナリアの旧知の天文学者たちが屋敷を出入りするようになったころ、ますます天文学熱があがるルナリアを見守るヴォイドの心に、ある疑惑が生じはじめて…!? とびきり甘くて胸にせつない、新婚ラブロマンス! ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
はじめは、現代に生きてたら結構生きづらかっただろうなーというヒロインのほんわか胸キュンラブコメだと思っていたら!なんだかミステリー小説みたいになって、どんどんブラックに。ヒロインがぽわぽわしてるから余計にブラックとの落差が!そして謎の真相も正直、後味良くないし、読了後はなんだか二人のハッピーエンドに素直にキャーキャー言えない…。いや、二人がというより、周囲がねえ。この作品の対象年齢は高めでお願いします…。 唯一の慰めは作者さんの「あとがき」。目指すイメージ小公子とか笑ったし、明るい「あとがき」で私の心は救われました。作者さん、ありがとう。