平民の娘・ミレーネは父親に借金の形として売られ、青年伯爵ウォルフが所有する城から一歩も出ない生活を送ることに。数年後、美しく成長したミレーネは城を脱走し、人さらいに襲われかけたところを危うくウォルフに助けられるが、ひどく怒られ、淫らなお仕置きをされてしまう。それでも外へ出たいミレーネは、想いを寄せてくる青年を利用しようとしたり、城へ来た王太子に助けを求めたりするが、次第にウォルフの不器用な優しさに気づき…?
この作者さんの小説が結構好きでしたので、作者買いをして読んだのですが、今回の話は好みではありませんでした。正直言ってアブノーマルで媚薬を使いすぎだと思うし、いくら年齢差があるとはいっても、ヒロインとあってからの他の女性との関係等、読んでいて不愉快に思ってしまう表現がたくさんありがっかりしました。TL小説にリアルはいらないと思っていますので、確かに現実ではいい年のお金持ちの男性に女性がいないのは少ないかもしれませんが、小説の中にまでそんな現実はいらないと思います。そういう意味でも、がっかりしました。
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