コロナ禍、収益が萎む出版界で左遷の憂き目に遭う編集者の佐伯華。実家の食堂もやはり売上が落ち、酒浸りの父に金を無心されて、絶望感に苛まれていた。そんなとき親友に紹介されたのがマッチングアプリだ。狙うのは年商数百億円の財閥の御曹司。会えない日常を逆手にとり、華は美容に励み、両親を偽装までして、〝上級国民〟入りを目指すが……。
物語はさらっと読めた。 貧乏から何とかして成り上がろうとする話。 展開がだいたい予想ついたし、物語として特別新しい感じもなかった。 でも私はこれはこれで面白かった。 華の唯一の友人以外の登場人物が全員が「ろくでしとひとでなし」という事なのだろか…?
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